新築住宅やリフォーム工事の終盤、お引き渡し直前に行われる
「竣工(しゅんこう)クリーニング(新築美装)」をご存知でしょうか?
「引き渡し前って、どこまで掃除されているの?」
「リフォームの時も新築と同じように綺麗にしてくれるの?」
家づくりやリフォームを進めているお施主様から、
こうした疑問の声をいただくことがよくあります。
今回は、建材や住宅設備のプロの視点から
竣工クリーニングの基本的な役割や作業内容、リフォーム時の注意点について分かりやすく解説します!
- 竣工(しゅんこう)クリーニングとは?
竣工クリーニングとは、建築・リフォーム工事がすべて完了した後に、
工事中に発生した木くず・建築粉塵・接着剤の残り・手垢などを除去する作業のことです。
住み始めてから行う一般的な「ハウスクリーニング(生活汚れや水垢の除去)」とは目的が異なり、
「施工業者が、お施主様へ綺麗な状態で建物を引き渡すため」に行われます。
- 主な清掃作業の内容
施工現場では、主に以下のような作業が行われます。
① 建築粉塵や木くずの除去
木工事やクロス(壁紙)のカット作業では、目に見えないほど細かい粉塵が舞い散ります。
これらを専用の掃除機やダスターで拭き上げます。
② 養生(ようじょう)材の撤去とテープ跡の処理
床や設備を保護していたダンボールやシート(養生材)をはがします。
その際、養生テープの粘着成分が残っている場合は綺麗に除去します。
③ サッシ溝や窓ガラスの清掃
工事中に砂や木くずが最も溜まりやすいのがサッシの溝です。
サッシの機能や美観を保つため、溝のゴミを取り除き、窓ガラスの手垢やシール跡を拭き上げます。
④ 住宅設備・建具の仕上げ
キッチンや洗面台などの水栓金具を磨き上げたり、
機器類に貼られた保護フィルムや余分な注意書きシールを取り除いたりします。
- リフォーム工事でも実施される?
リフォームの場合、「工事の規模」によって対応が異なるのが一般的です。
大規模リフォーム・間取り変更の場合:
新築と同様、専門の清掃業者による竣工クリーニングが入ることが多いです。
設備1箇所の交換や部分的な補修の場合:
施工担当者(職人さん)による簡易的な清掃(掃除機掛けやサッと拭く程度)で完了することが一般的です。
💡 知っておきたい注意点
竣工クリーニングはあくまで「工事で出た汚れを落とすもの」です。
工事対象外のエリアにある古いカビや経年変化による汚れなどは、清掃対象外となるケースがほとんどです。
- 引き渡し前の「施主検査」で確認したいポイント
工事完了後、施工業者とお施主様で状態を確認する「施主検査(立ち会い)」が行われます。
お施主様側としては、以下のポイントを意識しておくと安心です。
サッシの溝や収納内部: 木くずや粉塵が残っていないか。
養生を剥がした後の床や建具: 養生シートが取れたことで見えてくる「隠れた傷やへこみ」がないか。
ボンドやテープの粘着跡: クロス用接着剤などのベタつきが残っていないか。
※気になるところがあれば、引き渡し当日までに施工担当者へ相談・確認されることをおすすめします。
まとめ
引き渡し前のクリーニングは、工事の締めくくりとして大切な工程です。
建材や住宅設備は、適切な施工と最後の丁寧な仕上げがあってこそ、その美しさや機能を最大限に発揮します。
これから家づくりやリフォームをされる方は、ぜひ知識として参考にしてみてください。





